沢山の色が塗られた無色の世界

そんなこんなで息子には歯が生えてきたのだった。
乳児から幼児になる…早いなぁ

今、少しだけ体調が悪いかんじなのだけど、好きなだけ寝ていたいけど叶わぬのだなぁと思うと、少しだけ塞がった気分になる。
個人的な欲求のいくつでも抑えることはできるけど、本能的というか、体の望むことすらままならないのかぁ。
おお、このかすかなる絶望よ、体調が良くなれば消え去るのだろうことを知ってる。
浸ってみるのも良いか。
このところぼんやりと平和過ぎる。

粘土を捏ねる。
なんとなく、これは犬だろうとか家だろうとか、それくらいの曖昧な造物を並べていく。
部分的に、細部に凝る。
塗りたい色だけ塗る。
道があるように並べられたところや、ランダムに置かれたもの。

自分の世界に浸ってみる。
でもそれもすぐにタイムリミット、さようなら。