愛というもの

薬局で流れていた歌の、愛が全てか的な歌詞に、そうだよ(ニヤリ)、と思う精神を何と呼ぶか。

愛というものがついにわかったのだった。
ずっと、愛とは何であるか、わからなかった。
唯一、自己愛としてのみ素直に受け入れることができた。
他人に対する愛というもの、しかし子について、確かにこれは愛だと思った。

自分のことがとにかく大好きであった。
私にとって情熱は他人に注ぐものではなく自分に注ぐものだった。
それはまさに愛だったのだと今思う。
愛は無尽蔵だった。

そして現在、私は他人に愛を注いでいる。
子は、自分の延長線上にあるものか?
過去に向かえばYesである。
未来に向かえばNOである。
私は愛を注ぎ続けている。

愛とは何か?
そんなことここに書きたくない。

愛が全てか?
その通り。
愛の中に全てはある。
全てが愛ではないけれど。